うに 産地
うにの産地
ふんわりと口の中で広がる、アノ濃厚な甘みをもったうに。うにといったら北海道。 北海道といっても下は函館、上は稚内までととにかく広く、一体どこで水揚げされたうにが一番美味しいのだろうか。
そこで道内各地で水揚げが行われている北海道うにの産地を簡単にご紹介したいと思います。
北海道 うに 産地
北海道の日本海側に位置する余市町は、本州方面にも数多く出荷されている「ウニの塩水パック」の発祥の地として有名です。今ではこのウニ塩水パックも北海道の定番特産品となり多くの道民や観光客様から人気を集めています。 そんな余市産うには余市の隣町、小樽市の有名寿司店でも使われています。その最高の旨みと食感をご自宅で楽しめます。
余市町といえば、江戸時代から大正時代にかけて盛んに行われていたニシン漁やニッカウヰスキーの創業地としても名を残しています。最近でいえば朝の連続ドラマ「マッサン」でこの余市町が舞台となり撮影が行われていたこともあり、人気の観光スポットとして多くの観光客様で賑わっております。
また17kmほど続く海岸線はその約半分が岩礁地帯でうにやアワビの良漁場となっているのですが、JRでゆっくり旅しながらこのきれいな海岸線を眺めるのも旅の思い出の一つとなるのではないでしょうか。
北海道 うに 産地
北海道の北西に突き出している積丹半島は、道内でも一位二位を争ううにの産地です。魚類なども含め漁業の盛んな地域でもありますが、そんな漁業の中でも特にうには積丹町の名物でもあるほどです。町内にはうにをメインとした海鮮丼を食べることができる飲食店が数多くあり、夏の週末や連休などには道内・外からの観光客様で行列をつくっています。
積丹町といえば"シャコタンブルー"と呼ばれる「神威岬」から眺める景色も最高です。北海道の海では珍しいほど青く澄んだ色をしているその景観は見る者を感動させます。 また北海道では唯一の、海中公園に指定されているほどで、道民からは「ここへくれば沖縄へ行かなくても南国気分を満喫できる」なんて言われるほどきれいな海なのです。
なんと積丹町では珍しいことに、コンビニエンスストアでも塩水うにを購入することができるのです。コンビニでうに?!なんて思われる方も多いのですが、そんな世にも珍しいこともここではあるのです。セイコーマートで購入することができます。
人気の塩水うになので売り切れている場合も多いのでゲットできたらラッキーです。
北海道 うに 産地
北海道の最北端、稚内からフェリーに揺られて約2時間ほどすすんだ所にある、利尻・礼文島は、道内でも有名なうにの産地です。高級利尻昆布を食べて育ったそのうにの味わいといったらもう絶品です。濃厚だが繊細な味わいは、利尻・礼文島でしか味わえないのではないでしょうか。また北の端なだけあって島近海は水温も低く、栄養素を豊富に含んだ海水のもとすくすく育ったうになので"良質なうに"として全国の市場でもとても高い評価をいただいています。
そんな利尻・礼文島は北海道の夏の観光スポットとしても人気の地です。 利尻島では「利尻富士」といって、北海道にいながら富士山を思わせる美しい山を眺めることができたり、登山をすることもできます。冬はただ寒いだけの島も、夏には素晴らしい景観を見せてくれます。利尻冨士登山を楽しみお腹をすかせたあとに、この島自慢のうに丼を食べるとより一層美味しくなることでしょう。
礼文島では寒冷地のため高山植物が平地でも見られることから"美しい花の島"とか"花の浮島"と呼ばれ、毎年多くの観光客で賑わいを見せています。この島では他ではなかなか見ることのできないような花も合わせて、なんと300種類以上の様々な植物を見ることができます。また島を散策していると、植物のみならず雄大な景色を眺めることもできます。そんな素晴らしい景観を一部の観光客様からは「日本じゃないみたい」とか「外国に行ったみたいだわ」なんて言われることもあるほどです。
北海道 うに 産地
北海道の東側に位置する羅臼町は、昆布でも有名な町として知られています。ではなぜ昆布が有名な羅臼のうにが美味しいと有名なのかといえば、うにがエサとして食べるものが昆布だからなのです。やはり魚介類は、エサで決まると言ってもいいほどその魚介類が食べるエサは重要です。そのため羅臼のミネラル豊富な昆布をエサとして食べて成長したうになので甘みが全然違うのです。
北海道の人気ドラマ「北の国から2002遺言」のロケ地としても有名で、富良野はもちろんですがココ羅臼町にも北の国からの名所が数多くあるのですよ~! ロケ地見学も兼ねて、羅臼町の濃厚うにを食べに観光に行ってみるのも楽しいかもしれませんね。
また世界遺産の知床半島もここ羅臼の有名観光スポットです。自然をそのまま残し、人間の手を加えていない素晴らしさを一度この目に焼き付けると二度と忘れることができないと言われます。 また時期によっては、知床を流れる川岸付近にて野生のヒグマをみることもできます。本州ではなかなか見ることができない野生のヒグマに運がよければ出会うことができるかもしれませんね。
北海道 うに 産地
北海道の最南端に位置している松前は、数の子の松前漬の発祥地でもあります。また北海道では珍しい温暖な気候であるのも特徴的で、一番寒い時期でも平均気温がマイナス3.1度と北海道の冬としてはわりと過ごしやすいです。 また昆布でも有名なこともあり、旨みと甘みがたっぷりと詰まった松前のうには絶品です。
松前で水揚げを行ううには、毎年その年のうにの粒の成長を確認した後にうに漁が解禁になります。しかしうにの育ちが悪い年は、一年のうに漁を中止にするほど、お客様へ提供するうににはこだわっています。やはりそれもこれも全ては松前のうにを食べるお客様皆様に「美味しかった」とか「幸せ」という喜びのお声をいただくためです。 そのため松前のうにを食べる際には、一粒一粒を存分に味わいながら召し上がっていただけると幸いです。
北海道では唯一の城下町としても有名な松前は、シンボルの松前城と全国でも屈指の桜の名所として観光客の人気を集めています。それも3月や4月ではなく、5月にならないとなかなか桜を見ることができないといわれるほど桜の時期が遅いため、一回目は本州で二回目は松前でと、運が良ければ一年に二度花見を楽しむことができるのです。 お時間ありましたらうにと桜をめがけて松前に来てみるのも良いかもしれませんね。
北海道 うに 産地
北海道の日本海側に浮かぶ奥尻島、震災で島が壊滅状態になりながらも復活を遂げたことで知られています。そんな奥尻島の夏の名産品がうになのです。 奥尻島を取り囲む雄大な海ですくすく成長したうには格別です。小さな奥尻島の漁師たちが、夏のうに漁解禁をむかえると毎日雄大な海へ足を運んでは美味しいうにを水揚げしてきてくれます。
奥尻島には、特産品うにをモチーフにした「うにまる君」というかわいらしいキャラクターもいるのですよ~。トゲの長いキタムラサキウニをモデルにしているのですが、遠くから見ると黄色とオレンジ色のキャラクターなだけに太陽の様にも見えてしまいます(笑)鼻に☆マークをつけているのも特徴的です。 奥尻島のフェリーターミナルでお客様のお出迎えとお見送りをしているので、旅の思い出に一緒に記念撮影してみてはいかがでしょうか。
さすが奥尻島と言わんばかりに、うにまる君に続きこの島には「うにまる公園」というのもあるのですよ。こちらもキタムラサキウニをモチーフにした、モニュメントを置いている公園です。こちらは日が落ちて辺りが暗くなってから行くことをオススメします。 高さ13メートルのうにのモニュメントには120本のトゲがあるのですが、夜になるとこのトゲの一本一本が光り輝くのです。
北海道 うに 産地
日本海に浮かぶ焼尻島は、外周約12kmほどの小さな島です。この島ではうにをはじめとした海産物はもちろんですが、めん羊の飼育でも知られた島です。 海に取り囲まれた焼尻島内には、多くの自然が残り国定公園にも指定されるほどきれいな自然が残されています。中でもオンコの木の原生林は焼尻島特有の自然環境の影響で独特な形をしているのも見どころのひとつです。
また海に面した牧場では潮風を受けた草で育っている羊を多数見ることができます。北海道名物でもあるジンギスカンがおいしく食べられるのは、この潮風を受けた牧草が秘密なのかもしれませんね。ジンギスカンはよく、独特の匂いがするなどといわれることもあるのですが、最近ではそこそこの秘伝のタレを使用し味つけしたものも多く出回っているのでわりと臭みなどを感じることなく美味しく食べやすいものも多いのですよ。
焼尻島では海から獲りたてのうに、そして陸でのびのび育てられたジンギスカンと、海と陸の御恵みを最大限味わうことができる北海道内でも隠れた穴場スポットです。 本土からはフェリーに乗らなければ行くことができませんが、一度行ってみる価値はあるでしょう。冬場はこれだけ海に取り囲まれた島なので寒いが、夏場は特にオススメです。
北海道 うに 産地
昆布森・・・その名を聞いたことがあるだろうか。漢字の通り、そのままこんぶもりというちょっと変わった地名のこの地域は、釧路市の村の一つです。道民でもそんな地名聞いたことがない、そんなところ北海道にあるの、などと言われるほどの隠れたうにの美味しい地域なのです。 ちなみに地名の由来は、昆布森地区の沿岸約40kmのほとんどは昆布の漁場でまさにその名のとおり昆布の森が広がっていることだとも言われています。
ここではうにの中でも希少な最高級品、バフンウニが有名なのですが、奥深い濃厚な甘みと一粒一粒の粒の締まりの良さが特徴です。 道内では様々な地域でうにの水揚げが行われているのですが、粒の締まりはこの昆布森産のものが一番という方までいるほどです。 一粒を箸で持ち上げたときのしっかりとした感じが全然違います。
ちなみにですが、昆布森地区に代々伝わる踊りをご存じの方はいるでしょうか。伝統芸能といっても良いでしょう。 その名も"たこおどり"です。なぜこのうにの名産地でたこおどりなのかと言いますと「幸せ多かれ(多幸=タコ)」という願いを込めて、"たこおどり"なのだそうです。
お客様に喜ばれる「海産物」であるために
これからも皆様の「満足」を追求し続けます。