コマイ仕入れ 卸
コマイ|卸
1.北海道では酒の肴として大人気「コマイ」
北海道の冬の名物として大人気のコマイは、酒の肴としてなくてはならない存在です。道内の居酒屋に行くと90%ぐらいの確立でメニューの一覧に名を並ばせているコマイ。
寒い冬場が時期の魚なうえに、古くは保存食として食べられてきたことから今現在でも干物にしておいて、酒を飲むときにちょっと薪ストーブの上なんかで炙ってその身を柔らかくして食べる。という習慣があります。
2.実はタラ科
皆は知っていただろうか。実はコマイはタラ科だということを。
タラ科と聞くと大きなタラを想像する方が多いのですが、実はコマイもタラ科なのです。北海道で水揚げされるタラはスケトウダラ、マダラ、コマイと3種類います。タラ科の中ではわりと小型で下あごのヒゲが短いのが特徴です。
身は白味で淡白な味わいというのもタラに似ていますね。
3.コマイ、漢字で書くと"氷下魚"
見るからにあて字のような気がしないでもないですが、漢字のとおり北海道の寒い冬に氷に穴をあけ、氷の下から釣りや定置網で漁獲することからこのように名づけられたのです。
それだけに水温が0度以下でも生存することができるとても生命力の強い魚です。なんせ血液中に凍結を防ぐ物質をもっているのですからね。
<コマイ仕入|特徴>
全国各地の居酒屋などでもだいぶ見かける機会が増えてきたコマイ。酒の肴として干物として出回ることが多く、干物コマイとしてはそう珍しくもないと言われていますね。しかしコマイの鮮魚というのは食べたことがある方、仕入れたことがある担当者様、そう多くはないと思いますので、珍メニューの一つとして加えてみるのはいかがでしょうか。
コマイの主な漁獲地は北海道であるために、そしてあしが早いために、なかなか本州の方には出回りにくいコマイの鮮魚。しかし北海道を拠点としている弊社では今まではなかなか手に入りにくかった商品を仕入担当者大満足の価格で提供できるのではないかと思っております。 道外の市場、例えば東京の築地市場でもなかなか入荷の多いものではないそうなので、そんな時はぜひ北海道海産物卸、コマイ仕入をご活用下さいませ。
<コマイ 味わい>
今現在では北海道の冬の味覚として馴染み深いコマイですが、そもそもの始まりは漁師がその昔、コマイはハネ物で全く売り物にすることができなかったため、自宅に持ち帰り半干しにして焼いて食べたことがコマイの原点だと言われております。その時の味わいがこれまた、他の魚の味わいに劣るものではなかったようで今に至るそうです。
半干しコマイに関しての味わいとしては、上手に焼いてあげれば口の中にその身を入れた瞬間に広がる食感、ほろほろと身がほぐれ歯をたてればふっくらと柔らかいその身、これは焼きたてホカホカのときにしか絶対味わうことができない最高の食感です。味付けは塩のみで十分です。
ちなみにですがこの塩も、海水塩を使うとより一層旨みを引き出すことができます。一言で塩といっても数種類ありますので、魚に一番合う塩を使用することで最大の旨みを引き出すことができます。海水塩というのはただ単に塩辛いというのではなく、海水のミネラルを豊富に含んでいる塩なので、そのミネラルが絶妙な隠し味となって複雑な旨みをかもしだしてくれます。ゆえに"複雑なおいしさ"を味わってもらいたい料理にもってこいです。料理の味を包むようにきいてくれるので、その複雑な味を感じることができます。
半干しコマイの淡白な味わいや旨みを海水塩が引き立ててくれるので素材の味をしっかりと堪能することができるでしょう。 反対に鮮魚のコマイであれば、煮つけや塩焼きなどにすると旨い。特に煮付けなんかはとても美味しいです。またコマイの魚だけでなく、卵巣なども煮付けにするととてもきめの細かいコマイの卵巣はふわっとした食感がなんともやみつきになるでしょう。
またからからに干しあげた寒風干しは木槌などでたたいてほぐしてそのまま、もしくは軽く炙って食べる北海道ならではのおつまみとして人気が高い。口の中に入れて噛めば噛むほど味が出る、このような肴は酒の席では欠かせない一品です。
<コマイ 調理方法>
なかなか鮮魚で見かけることも少なく、調理をする機会が少ないために調理方法を知らない方が大勢います。そこで、簡単なコマイの上手な調理方法を紹介しようと思います。
【焼 き】
生で仕入れた場合はそのまま焼いてください。 冷凍で仕入れた場合は、冷凍状態のまま焼いてください。解凍してしまうと、魚の水分がでてその水分によってコマイの旨みが抜けてしまいます。もし少し時間があれば、カチカチの冷凍状態ではなく溶ける直前の状態で焼くことが一番ベストな焼き方です。そうすることによって火のとおりも良くなり、より一層香ばしく焼きあがります。ぷ~んと美味しい香りが漂ってきますよ~。
【汁 物】
生のコマイであれば汁物にするのもまた美味しいですね。 簡単にブツ切りにして好みの野菜、大根、ジャガイモ、ネギ、豆腐やこんにゃくを入れてもまた良いです。味噌仕立てにして味をととのえて完成です。汁物ですが具材に野菜などを数種類入れてあげれば、もうおかずはいらないですね。
【煮付け】
カレイなどの魚を煮付けるときと同じ要領で調味料を合わせます。そこへコマイの内臓のみを取り除き、あとはまるまる鍋に入れてしまいます。大体20分程落し蓋をして煮て完成です。ちなみに大きな鍋を用意しなくても、小さ目のコマイであればフライパンなどでも簡単に煮付けを作ることができるので、手軽で良いですね。
煮付けのポイントとして、煮込んでいる途中に、たまに蓋をあけてコマイに煮汁をかけてあげると更に美味しくなりますよ。
お客様に喜ばれる「海産物」であるために
これからも皆様の「満足」を追求し続けます。